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ヴェスペリア攻略日誌⑭

Posted by 桜埜春佑 on 18.2010 ゲーム攻略日誌 0 comments 0 trackback

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ヴェスペリア攻略日誌⑬

Posted by 桜埜春佑 on 06.2010 ゲーム攻略日誌 0 comments 0 trackback
今回は魔狩りの剣に狙われているジュディスを追って彼女がいると思われるテムザ山からのスタートです。

しかし、このテムザ山はなぜか穴だらけ。レイヴンの話しによると今から10年前ここは人魔戦争という大きな戦争が行なわれていたそうで、人間側の生存者はあまりに少なかったそうです。この戦争では人間と始祖の隷長(エンテレケイア)という種族の間で起きた戦いで、ダングレスト、ノードポリカ双方の統領も参加していたという話がゲーム中でありました。そして、その先には元々は街だったと思える廃墟がありました。ここがジュディスたちクリティア族が住んでいたと言われるテムザの街でした。そこにはやはりジュディスがいました。なぜ世界中で魔導器を壊して周っているのかと尋ねられた彼女は観念して全てを話します。じつは人魔戦争は魔導器によって起きたものだったのです。しかし、本来魔導器は発掘されて使われるものですが、その魔導器は人によって作られたもので、それの使い方を誤ったことで起きた戦争でした。その事実を聞かされて驚く一同。しかし、そこへ魔狩りの剣のナンとティソンが現れました。ユーリたちより一足先に来ていたのでした。目的は山頂にいる魔物でした。その魔物バウルはジュディスにとって大切な存在でした。その大切な存在を守るためナンとティソンの二人と戦うことになります。この戦闘ではジュディスは絶対に入れて戦わなければなりませんでした。なんとか勝利してバウルを守りきりました。ジュディスによるとバウルは始祖の隷長に進化する直前らしくその妨害を防いでいたと言います。苦しそうなバウルを見て治療をしようとするエステルですが、ノードポリカでの一件もあり見守ることしかできませんでした。そして、バウルは無事に進化しました。バウルは一行が所有する船「フィエルティア号」を持ち上げて空に飛ぶことができます。つまり、空も飛べるようになりさらに冒険の幅が広がることになりました。

その後、ジュディスはエステルの能力が気になっていました。彼女は魔導器を使わずにして回復術を使えたのです。その原因は謎だったのです。彼女は『もしその力が世界に害を及ぼすものならば私はあなたを殺す』と言います。それはある人に言われたことでそれはダングレストに現れた魔物フェローの言葉でした。そのフェローもまた始祖の隷長でした。その言葉の真意を知りたいエステルは本来の目的であるフェローに会いに行きます。

次に向かったのはフェローがいると思われる岩場です。そこにはやはりフェローはいました。しかし、やはりフェローは「エステルの力は世界に害を及ぼす」と言うだけでした。これにはユーリたちも「仲間を殺すことなんてできない」と反論します。そんな彼らにフェローは「戦争の罪を受け継ぐ者に会え」と言って去っていきました。

次の問題はその「戦争の罪を受け継ぐ者」に会うことになりますが、それが誰なのかは分からない状態です。話し合いの結果、それは戦争の引き金となった魔導器を作ったクリティア族だという推測に達しますが、クリティア族が住んでいたテムザの街は既に誰も住んでいない廃墟であるためダメでした。しかし、リタが住んでいた洞窟の中の街にクリティア族の人間がいると分かり、その人に会うことになりました。

…と、今回はここまでです。第14弾をお楽しみに!!

MISSION1『戦隊誕生』

Posted by 桜埜春佑 on 03.2010 召獣戦隊マジックフォース 0 comments 0 trackback
                        1
 時はそう遠くない未来…この時代では地球人と異星人との交流は日常化していた。彼らは助け合い仲良く暮らしていた。だが…
「うわあああああ…」
 その時代は決して平和と呼べるものではなかった。異星人の中には侵略を目的として地球に飛来したものがいたのだ。
 そのなかでも、強大な力を持っていたのは総統デスフォーゼ率いる侵略宇宙軍『デスカオス』。この組織の軍事力の前では警察も自衛隊も無力で、地球の一部である日本はあっという間に侵略されてしまった。
 そして、彼らの軍事力に魅入られた凶悪な犯罪者たちは傘下に入り強力な後ろ盾を手に入れたことで好き勝手に暴れ周り、日本の治安はますます悪くなっていった。
 だが、そんな中でもデスカオスに対抗し、平和を取り戻そうとするレジスタンス組織が存在した。ところが…。
「きえろ!!非力な人間よ!!」
「くっ…」
「博士…このままではやられてしまいます…」
 その組織はデスカオスに基地を襲撃されピンチに陥っていた。基地を襲っているのはデスカオスの四人に幹部たちで、それに対抗しているのは5人の若者だった。しかし、戦況は歴然であった。四対五の状況でありながら若者たちは苦戦を強いられていた。
「こうなったら仕方がない…」
「博士!?まさか…」
「こうするしかないのじゃ!!」
 その時、5人が博士と呼ぶ老人が最後の手段と言って室内の機械のスイッチを押した。
「しまった!!」
 老人がスイッチを押すと、5色の光が現れ、放射状となり空の上へと消えていった。
「作戦失敗よ…引き上げるわよ!!」
 これは敵にも予定外のことだったらしく、四人の中でリーダー格かと思える女の合図で四人全員霞みのように消えていった。
「命拾いしたぜ…」
 五人の助手の一人は敵が引き上げたことで安堵の表情を見せた。
「いや、まだ安心するのは早い…」
 五人組のリーダー格と思える青年は『まだ安心するのは早い』と真剣な表情で言う。
「やつらの手に渡る前にあれを探し出すんだ!!」
 『あれを探し出せ』と言うリーダー格の青年。『あれ』とは先程空に消えていった五つの光のことだった。五人は決意の表情で立ち上がった。
                         2
 一方、その頃東京のとある高校に五人の一年生が登校してきたのだが…
「えっ、臨時休校!?」
「そうなんだよ…昨夜デスカオスの手下が強盗目的で侵入して宿直の先生と守衛さんが病院に運ばれたんだよ。」
「そんな…」
「わざわざ登校してきたのにすまないな…悪いが今日は帰ってくれ。」
 校内で強盗事件が発生したらしい。犯人はデスカオスの傘下の者だった。五人の担任の教師は五人に帰るように言った。
「つまんないな…」
「しゃーねえだろ…デスカオスが来てからはこんなのいつものことだしよ…」
「ああ…大学受験に響く…」
 デスカオスの出現によって治安が悪くなったことで休校になるのは日常茶飯事の出来事だった。
 結局帰されることになってしまった五人。その中で一番賢そうな少年は一年生だというのに高レベルの大学への進学を目指しているのか勉強ができないと肩を落としていた。
 しかし、学校が休みになって肩を落としているのは彼だけではない。受験を控えた三年生やもうすぐ進路を決めなくてはならない二年生たちはもっとがっかりしていた。
                         3
「あーっ…暇ね…」
 学校が休校となり、完全に暇になってしまった五人は河原で日向ぼっこをしながら時間をつぶしていた。
「なあ、せっかく休みになったんだからボーリングでも行こうぜ!!」
 その何もしない時間に耐えられなかったのは五人の中で最も体が大きく運動神経が良さそうな少年だった。彼は臨時休校を利用してボーリングに行こうという。
 この少年の名は黄田村鉄哉(きたむらてつや。家が武道の道場を経営していて現在の師範代である。
「えーっ!!ボクはボーリングじゃなくてマンガ喫茶がいいな!!」
 それに反論したのは金色の髪色の小柄な少年だった。彼はボーリングではなくマンガ喫茶に行こうと言う。
 この少年の名はジョン・G・アルス。家が獣医師を経営している。
「なに言ってるんだ!!学生の本分は勉強だろ!!図書館に行くぞ!!」
 今度は先程学校が休校になったことで肩を落としていた少年が言葉を発した。彼は勉強のために図書館に行こうと言った。
 この少年の名は青原健次(あおはらけんじ。真実高等学校一年C組の学級委員で医者一家の長男である。
「いいえ、カラオケに行きましょう!!今日は歌いまくるわよ!!」
 今度は五人の中で唯一の紅一点である少女がカラオケに行こうと提案してきた。
 この少女の名は桃野あかり。父親がW大学の教授をしている。
 ボーリングにマンガ喫茶に図書館、そしてカラオケと四人は自分の主張を曲げることをしない。
「おいおい…ボーリングにマンガ喫茶に図書館にカラオケ!?」
 その中でただ一人どの意見にも属そうとしない一人の少年がいた。彼は数枚のカードのいじっていた。
 この少年の名は赤居翔助(あかいしょうすけ。マジシャンと女優を両親に持つ。
「お前たち大事なこと忘れていないか!?」
「なによ!?」
 翔助は四人になにか大事なことを忘れていないかと訊ねた。それに対して四人は何も思い出せない様子を見せた。
「これだよ!!これ!!」
 そう言うと翔助はカバンの中から一枚の紙切れを取り出した。それはある店舗のチラシだった。

「トイランド東京支店開店セレモニービーストファイトバトル!!チームマジックVSショップスタッフチーム!!勝つのはどっちだ!!」

「なんだ、それかよ…」
 四人もようやく思い出した。そのチラシは町に新しく開店する玩具チェーン店のものだった。翌日にその店はオープニングセレモニーとして店員たちが『ビーストファイト』というカードゲームの試合をすることになっていた。
 ビーストファイト…それはデスカオスの悪事によって外で遊べない子供たちのために作られたカード玩具であり、それは子供だけではなく中高生やマニアな大人たちもハマっているこのご時世での流行しているゲームである。そして、今翔助が手に持っている数枚のカードがそれである。
「それとはなんだ!!明日その店員たちと試合をするのはオレたちなんだぜ!!」 
その店員たちが対戦するチームは『チームマジック』というビーストファイトの最強チームでそのチームは翔助たち五人のことだった。
 その中で翔助はチームマジックのリーダーで、翌日の試合を控えて5人の中で最も張り切っていた。
「…ってあんたの目当てってそのチラシに写っている美人店員じゃないの!?」
「うるせえ!!そりゃお前だろ!!」
「なんですって!?」
 張り切る翔助にあかりはチラシの写真に写っている美人の店員が目当てだろうと水を刺す。それに翔助も「それはおまえのことだろう」と言い返す。
 確かに二人が言うようにチラシに写っている男性四人と一人の女性から成る五人の店員は皆美形揃いである。
「ねえ、みんな…あれなんだろ!?」
 その時、ジョンが空を指差した。
「隕石だ!!」
「しかも五つ!?…ってこっちに降ってくんぞ!!」
 五人が上空を見上げると赤、青、黄、桃、緑の5色の隕石が彼らにめがけて落ちてきた。
「逃げるぞ!!」
「ダメ…間に合わない!!」
「うわああああああ…」
 墜落する五つの隕石から逃げようとする翔助たちだったが、間に合わず直撃してしまった。
「…助…起きて…翔助!!」
「う…ううん…」
 隕石に直撃した翔助は誰かに起こされて目を覚ました。
「ここはどこだ…」
「…わからないわ…」
「天国じゃねえってことは確かだぜ。」
 目を覚ますと、自分は不思議な空間にいた。そこはただ真っ白な空間が広がっていて、そこにはあかりたち四人もいた。鉄哉いわくここは天国ではないらしい。
「でも本当にどこなんだろう!?」
「確か俺たちは河原にいたはずだよな!?」
 先程までは河原にいたのになぜこんななにもない空間にいるのか五人にはわからなかった。
「目を覚ましたか…戦士たちよ!!」
「誰だ!?」
 その時、突然5人の中の誰のものではない声が聴こえてきた。それと同時に赤、青、黄、桃、緑の5色の光が降りてきた。
「ようこそ…戦士たちよ…我らは召獣…お主らの従者なり。」
「召獣!?」
 赤い光の中から現れたのは赤い竜型のロボットだった。その他にも黄色いライオン、青い狼、緑の鷲、ピンクのイルカと五体のロボットが現れた。彼らは自らを『召獣』と名乗った。
「ようこそ我パートナー“ゼムス”よ…」
「ゼムス!?誰だそれは!?」
「んっ、ゼムスではないのか!?」
 赤い竜は翔助に目を向けて彼をゼムスと呼んだ。だが、人違いをしているらしく翔助はそれを否定した。そして、赤い竜も人違いに気付いたようだ。
「なんだよ人違いかよ!!」
「なんでえ期待させやがって!!」
「ガッカリですわ!!」
「なんだこいつら!?」
「急に態度でかくなりやがった。」
「感じ悪い!!」
「なんかムカつく!!」
 人違いだと知った五体のロボットは急に態度を大きくする。これには翔助たち五人も感じ悪さを感じた。
「まあいいやお前らでも…」
「どういう意味だよそれ!?」
 諦めたような口調で会話を続けることにしたロボットたち。翔助たちはさらに感じの悪さを感じる。
「お前ら名前は!?」
「はっ!?」
「名前だよ名前!!」
 竜型のロボットは突然五人に名を名乗るように命じた。
「オレか!?赤居翔助だ。」
「青原健次!!」
「黄田村鉄哉だ!!」
「桃野あかりよ。」
「ジョン・G・アルスだよ。」
 状況が呑み込めないまま五人は名前を名乗った。
「赤居翔助か…よっしゃ、今からお前は俺のマスターだ!!」
「ま…マスター!?」
 再び態度を急変させるが、今度は逆に軟化させた竜型ロボット。彼は翔助をマスターと呼んだ。
「俺はマジックドラゴンだ!!よろしくな、マスター翔助!!」
「マジックドラゴン!?」
 乱暴な口調のその召獣は自分のことをマジックドラゴンと名乗った。
「オイラはマジックライオンでい!!よろしくなマスター鉄哉!!」
「マジックライオン!?」
 次にライオン型の召獣がべらんめえ口調で自分のことをマジックライオンと名乗り、鉄哉をマスターと呼んだ。
「私はマジックウルフと申します。以後お見知りおきをマスター健次!!」
「マジックウルフ!?」
 次に狼型の召獣が丁寧な口調で自分のことをマジックウルフと名乗り、健次をマスターと呼んだ。
「ミーはマジックイーグルと申しマース!!よろしくデース!!マスタージョン!!」
「マジックイーグル!?」
 次に鷲型の召獣がカタコトな喋り方で自分のことをマジックイーグルと名乗り、ジョンをマスターと呼んだ。
「私はマジックドルフィンと申しますわ。よろしくお願いします。マスターあかり!!」
「マジックドルフィン!?」
 最後にイルカ型の召獣が上品な口調で自分のことをマジックドルフィンと名乗り、あかりをマスターと呼んだ。
「…でオレたちにどうしろと!?」
 いきなりマスターと呼ばれても未だに状況を理解できない五人はさらに困惑してしまう。
「戦え!!巨大な悪と!!」
 それに対してロボットたちのリーダー格であるマジックドラゴンは巨大な悪と戦えと言うだけであった。
「じゃあ世界の命運は頼んだぜマスター!!」
「おいちょっと待て!!なんだ巨大な悪って!?なんだ世界の命運って!?」
 「世界の命運を頼んだ」そう言ってマジックドラゴンは他の四体と共に姿を消していった。
 まるで翔助たちには彼らが自分たちになにか大切なことを丸投げしているようにも思えた。
「だから待てって…あれ!?」
 だが、気がつくと五人は先程までいた真っ白な空間ではなく河原に戻っていた。
「戻ってる…夢だったのか!?」
「いや…夢なんかじゃないさ…」
「ああ、俺たちもあの場所にいた…」
 それは夢などではなかった。五人全員があの空間にいたからだ。あかりが翔助の起こしていたことからあの出来事は現実に起きたことを意味していた。
「でも巨大な悪ってなんだろう!?」
「それに召獣って…」
 目の前で起きたことを理解できない五人。だが、彼らは知らない…自分たちが大きな波乱に巻き込まれることを…
                       4
「えーい!!やつらを取り逃がしただと!!」
 一方、東京の中心に建つ城『カオスキャッスル』を拠点とするデスカオスの総統「デスフォーゼ」は部下の失態に怒っていた。だが、なぜかそれらしき人物の姿はなかった。
「申し訳ありません…総統閣下…」
 城のエントランスにある大型モニターに向かって謝るこの仮面の男の名は『ヴァンデック』…デスカオスの将軍でナンバー2。実力はあり、非常な男として知られている。
「こんな小さな島国にまだ私に刃向う者がいるとはな…ヴァンデックよ、やつらを誰一人生かしておくな!!」
「はっ!!」
 デスフォーゼはヴァンデックに対して新たな命令を下した。それは『逆らうものは皆殺しにしろ』だった。
「ふう…」
 それからしばらくしてヴァンデックは自室へと戻っていた。しかし、余程デスフォーゼの雷が長かったのか、少し疲れた様子を見せていた。
「将軍、失礼してよろしいでしょうか?」
「構わん…入れ。」
 そこへ、訪問者が現れた。ヴァンデックは快く部屋に招きいれた。入ってきたのは彼の部下と思われる四人組だった。
 この四人はデスカオスの無法者たちをまとめる幹部『デスカオス四准将』である。
「将軍…申し訳ありません…」
 突然ヴァンデックに謝罪するこの女。四准将の紅一点でリーダー格の『サキュア』。
 『欲しい物なら手段も選ばずに手に入れろ』という考えを持ち『略奪のサキュア』と恐れられている。
「気にするな…それであいつらと召獣の行方は掴めたか?」
「残念ながら召獣の行方は知れません。」
「そうか…」
 次に言葉を発した機械と人間を一つにしたようなこの男。四准将で一番の力持ち『フランザ』。
 強い者と戦うことを生きがいとし、『豪腕のフランザ』と恐れられている。
「でももし契約者がいたら皆殺しにして見せますわ!!」
「止めろ、私の主義に反する。」
 召獣の契約者を皆殺しにすると言いヴァンデックに注意された体中が包帯だらけの女性口調のこの男。四准将で一番の冷血漢『ミリガ』。
 使えなくなった人材はすぐに切捨てることが多いため『冷血のミリガ』と呼ばれている。
「ですが関係者の所在は掴めましたよ。」
 口数も少なく関係者の居所を見つけたと言う狼と人間を一つにしたようなこの男。四准将で一番の策士『ガルバ』。
 デスカオスの頭脳であるため『策略のガルバ』と呼ばれている。
「それはどういうことだ?」
「これをご覧ください。」
 話が呑み込めないヴァンデックにガルバは一枚の紙切れを見せた。それは翔助が持っていた玩具店のチラシと同じものだった。
「なるほど…」
 それを手に取りヴァンデックはなにか納得した様子を見せた。
「よし、明日この店を襲撃するぞ。」
「了解しました。」
 ヴァンデックと四准将はこの玩具店を次のターゲットに決めた。一体この店になにがあるというのか?
                         5
「うーん…」
 一方、翔助たちチームマジックはそんなデスカオスの思惑を知らないまま翌日をむかえ、試合会場となる玩具点へと向かっていた。
「なんだ翔助、まだ昨日のこと考えてるのか?」
「うん、世界の運命ってなんだろう…」
「おいおいしっかりしてくれよ、今日の試合を楽しみにしていたのはお前だろ。」
「ああ…」
 店へと向かう中で翔助は昨日の出来事が気になっていた。しつこいようだが、彼らが体験したあの出来事は夢などではない。
 彼らはすでに自分たちが世界の運命を握っているということを気付いていない。
「あっ、あの店だ!!」
 そんな中で五人は目的地である試合会場玩具店「トイランド」に到着した。
「えっ、なにあれ?」
 その店舗には異様な光景が拡がっていた。開店を待っているギャラリーはビーストファイトファンの小中学生より若い女性や主婦層が多いからだ。それは美形店員たち目当ての客たちだった。
「参ったな…こりゃ入れねえぞ。」
 黄色い声援を送る入店客たちがたくさん押しかけたため入り口は入る隙間がないほどだった。
「君たち、乗りなさい!!」
「えっ、あなたは…」
「いいから!!」
 突然ワゴン車に乗って現れた金色の髪と赤い瞳を持った美形の青年。よく見るとそれはチラシの写真に写っていた五人の店員の一人だった。
 五人は彼の指示に従って車に乗った。その車は店の裏口に入っていった。
「ようこそ、チームマジック一同様!!」
 なんとか店内に入ることができ、五人は事務室へと案内された。
「店長!!」
「みんな、ゲストを連れてきたぞ。挨拶するんだ。」
 そこへ他の四人の店員たちが現れた。彼らは金髪の青年を店長と呼んだ。どうやら彼がこの店の責任者らしい。彼は部下たちに挨拶をするように言った。
「初めまして、水原聖歌(みずはらせいか)よ。」
「初めまして、桃野あかりです。」 
 あかりと握手を交わしたのは美人という形容詞が似合う女性だった。彼女は自身を水原聖歌と名乗った。
「大神秀一(おおがみしゅういち)。よろしく。」
「青原健次です。」
 健次と握手を交わしたのは五人の店員の中で端整な顔立ちをした青年だった。彼は自身を大神秀一と名乗った。
「獅嶋強一郎(しじまきょういちろう)だ。よろしくな!!」
「黄田村鉄哉です。」 
鉄哉と握手を交わしたのは背が高く筋肉質な青年だった。彼は自身を獅嶋強一郎と名乗った。
「鷲岡翼(わしおかつばさ)。よろしくね。」
「ジョン・G・アルスです。」
 ジョンと握手を交わしたのは翔助たちとは3、4歳ほどしか変わらない店員たちの中では幼く見える青年だった。彼は自身を鷲岡翼と名乗った。
「ゼムス・シルバリオスだ。よろしく。」
「赤居翔助です。」
 そして、最後にリーダー同士ということで翔助と握手を交わした先程の赤い瞳を持った店長の青年は自身をゼムス・シルバリオスと名乗った。名前や瞳の色から察するにどうやら彼は日本人ではないらしい。
「えっ、ゼムス!?」
「なんだい?」
「どっかできいたことがあるような…」
 だが、彼の名前を聞いた五人はなにかを思い出しそうになっていた。しかし、なかなか思い出せそうになかった。
「店長、そろそろ開店時間だぜ。」
「わかった。君たち、試合は11時からだ。それまでゆっくりしていてくれ。」
「は…はい。」
 その直後開店時間が来たためゼムスたちは普通業務に入ることとなった。一方、翔助たち五人は公開試合の時間が来るまで事務室で待機することとなった。
                       6
「ねえ、翔助…」
「なんだ…」
 事務室に残された五人。そんな中、デッキの調整をしていた翔助にあかりが声をかけてきた。
「さっきの店長さんのことなんだけど…」
「あの金髪イケメンがなんだって!?」
「お前気付いていないのか?」
 話の話題はこの店の店長ゼムスのことだった。あかりたち四人は彼のことがなにか気になっていた。そして、あることに気付いていた。
「思い出してよ、あのマジックドラゴンとかいうのが君と間違えた人の名前を…」
「あっ!!」
「やっと思い出しやがったか!!」
 ジョンに思い出せと言われてようやく昨日の出来事を思い出した。この店の店長の名前は先日マジックドラゴンが言った名前と同じなのだ。
「これって偶然かな!?」
「いや、人違いかもしれないぞ…」
「とにかく本人に訊いてみようぜ。」
 半信半疑な五人はゼムス本人に昨日の出来事を話すことにした。
「きゃああああ…」
「な…なんだ!?」
「悲鳴!?」
 その時、店内から悲鳴が聞こえてきた。五人はいても立ってもいられずに事務室を飛び出した。
「どうしました!?」
「逃げろ!!強盗が侵入した!!」 
店内は強盗が侵入し、パニックになっていた。見ると、一人の男が店内を破壊して周り入店客が悲鳴を上げていた。
「ひっひっひ…泣け!!叫べ!!」
 男は笑いながら人々を襲っていた。その光景はまさに地獄絵図だった。
「君たちも逃げろ。やつの狙いは金なんかじゃない。人を傷つけることだ!!」
 ゼムスは五人に逃げるように言う。彼が言うには男は金銭目的ではなくただ単に人を傷つけるために暴れ回っているのだと言う。
「みんな、オレたちも客の避難を手伝うぞ!!」
 しかし、翔助たちは逃げることはせず、客の避難を手伝った。
「大丈夫!?ケガはない!?」
「痛くないか?」
 泣きじゃくる子供を慰めるあかりに、ケガをした客の手当てをする健次。五人はそれぞれの特技を活かしながら客を避難させていった。
「きみたち…どうして…」
「こんな状況で逃げられるわけないじゃないですか!!」
「困っている人を見捨てたら最低のクズっすよ!!」
 困っている人を放っておけない。それだけが翔助たちをこの行動をさせていた。そうしていくうちに入店客は全員店内から脱出して行った。
「ちっ…ゴミどもは逃げていきやがったか…」
「なんだと…」
 男は自分が襲った入店客たちを罵倒する。それには翔助たち5人も怒りを露にする。
「…逃げろ。」
「でも…」
 ゼムスたち五人は男と戦う姿勢を見せ、翔助たちに逃げるように言う。しかし、翔助たちも戦う姿勢を見せる。
「逃げるんだ!!やつの狙いは僕たちだ。これ以上君たちを巻き込むわけにはいかないんだ!!」
 ゼムスは敵の目的は自分たちと言い、再び翔助たちに逃げろと一喝する。
「ごちゃごちゃうるせえ…まとめてあの世に送ってやる!!」
 だが、揉める二組に痺れを切らした男は左腕の袖を捲り、右腰のポケットから醜悪なモンスターが描かれたカードを取り出した。男の左腕にはブレスレット型の機械が装着されていて、彼はその機会の溝にカードを通した。
「うおおおおおおお…」
 すると、男の姿がカードと同じ姿になって行った。それは右手が鋏(はさみ)のようになっているグロテスクな姿だった。
「このハサミカオスさまがお前らを八つ裂きにしてやるぜ!!」
「なんだありゃ…」
「キモい!!」
「あれはカオスモンスターよ。」
「カオスモンスター!?」
「デスカオスに手先の成れの果てだ。」
「あれが人間なの!?」
「そうさ、あれが悪に手を染めた人間の末路さ。」
 自らをハサミカオスと名乗った男を指差して、聖歌が『あれはカオスモンスター』だと言う。秀一と翼によるとデスカオスの下で悪事を働いた人間の成れの果て…それがカオスモンスターだと言う。
「みんな、僕たちは丸腰だが戦う意思はあるか!?」
「当たり前だ。デスカオスなんかに腰を抜かすかよ!!」
 戦う意思はあるかと他の四人に問うゼムス。それに強一郎は当たり前だと言い返す。
「よし、みんな行くぞ!!」
 ゼムスの指揮のもと五人の店員たちはハサミカオスに立ち向かっていく。
「やかましい!!」
「うわああああ…」
 しかし、相手は怪物。五人はたった一撃で吹き飛ばされてしまった。
「大丈夫ですか!?」
「僕たちは平気だ。ここは危険だ。君たちは逃げろ!!」
 敵に吹き飛ばされても立ち上がるゼムスたちは翔助たちに逃げるように言う。だが…。
「えっ!!」
 五人の店員たちは驚いた。そこにはたった十五、六歳の五人の若者が危険を顧みずに自分たちの盾になっている光景があった。
「オレたちは逃げない!!」
「人を見捨てるなんてできるものか!!」
「ここで逃げたら本当のクズ野郎だぜ!!」
「困っている人間を見捨てないのがボクたちの本分さ!!」
「誰一人も傷つけさせない!!」
 勇気を出してゼムスたちの盾となる翔助たち。ゼムスたちも彼らの勇気ある行動に驚いていた。
「へっ、ここでも邪魔が入りやがったか…」
「ここでも!?」
 突然ハサミカオスは意味不明な言葉を発した。「ここでも邪魔が入ったか」と謎の言葉を発したが、翔助たちには意味が判らなかった。
「どういう意味だ!?」
「昨日も隣町の高校に盗みに入ったんだよ。」
「隣町の高校!?」
「その高校って…」
「真実高等学校!?」
「ほう…その通りだ!!」
 じつは、ハサミカオスは前日ある高校を襲っていた。その高校の名は「真実高等学校」。その高校は翔助たちが通っている学校だった。そう、前日の強盗事件はハサミカオスと化したこの男の仕業だった。
「お前…人を襲ったか!?」
「襲ったぜ…それがどうした!?」
 先日の事件で二名の負傷者が出ていたことを思い出した翔助はハサミカオスに対して人を襲ったか訊ねた。ハサミカオスは戸惑うことなく肯定した。その態度からは反省の気持ちはひとかけらも感じられなかった。
「くっ…」
 怒りを感情に出す翔助。正義感の強い彼にとって自分の欲のために人を傷つける行為は許すことができなかった。それは、他の四人も同じで彼らも拳を震わせながら握っていた。
「物足りねえ…まだ物足りねえ…お前らを切り刻ませろおおおお!!」
 先日人を襲ったのにまだ満足していないというハサミカオスは立ちはだかった翔助たちの襲いかかった。
「ちょっと待った!!」
 その時、入り口の自動ドアを突き破って五色の光が現れた。
「この声…マジックドラゴン!?」
 赤い光から発せられる声に聞き覚えを感じる翔助。その赤い光から発せられた声はマジックドラゴンの声だった。それと同時に彼にはマジックドラゴンの実体がハサミカオスに立ち向かっているのが見えた。
「俺らのマスターになにしやがんでい!!」
「この口調…マジックライオンだぜ!!」
「マスターには指一本触れさせません!!」
「この喋りはマジックウルフか!?」
「マスターに仇なす者はミーたちの敵デース!!」
「この声はマジックイーグル!!」
「マスターの敵は私たちの敵ですわ!!」
「マジックドルフィンの声だわ!!」
 他の四人も独特の喋り方からそれぞれの召獣を見つけた。
「邪魔だ!!あっちに行け!!」
「言ったはずだぜ!!マスターの敵は俺たちの敵だ!!」
 小さな発光体でしかない召獣たちは力を合わせてハサミカオスの行く手を妨害していく。
「ねえ…ゼムス…」
「なんであの子たちが召獣を知ってるの!?」
 一方、ゼムスたちも目の前で起きていることを把握している様子だった。だが、翔助たちは一言も召獣のことは話していないのに彼らは知っている様子を見せた。聖歌たちはゼムスになぜ翔助たちが召獣を知っているのか詰め寄った。
 しかし、ゼムスは茫然とその様子を見つめていた。
「ゼムス!!」
「はっ!!」
 何度目かの聖歌の呼びかけにようやく我に返ったゼムス。すると…。
「君たち、ちょっと来てくれ!!」
「は…はい!!」
「ここは俺たちに任せろ!!」
 なにかを思ったゼムスはスタッフルームのドアを開けて翔助たちに中に入るように言った。二組のチームはハサミカオスを召獣たちに任せてスタッフルームに入っていった。
「強一郎、秀一!!鍵を閉めてバリケードを作ってくれ!!」
「おう!!」
「了解!!」
 ゼムスに言われて強一郎と秀一は室内にある机や椅子でバリケードを作った。
「翼、地下室の扉を開けるんだ!!」
「分かった!!」
 次にゼムスは翼に地下室の扉を開けるように指示した。事務室の東側には段ボール箱で隠された特殊な鍵でなければ開けることができない扉があり、翼がカードを右隣の機械に通すと機械のランプが赤から青に変わって扉が開いた。
「よかった…どうやらこの扉には誰も気付いていなかったようね…。」
 聖歌はこの扉に誰も気付いていなかったかことにホッと胸を撫で下ろした。
「みんな、こっちだ!!」
 しかし、安心している暇はない。ゼムスは全員に謎の扉の中に避難するように言った。その中には地下に通じる階段があった。
「ここは…」
「僕たちの基地だ。」
 階段の先には機械的な部屋があった。それは地上が玩具店であるとは思えないような光景だった。ゼムス曰くこの部屋は自分たちの基地だと言う。
「ゼムスさん…」
「ゼムスでいい…」
「じゃあゼムス…あなたに訊きたいことがあります。」
「なんだい!?」
 基地と呼ばれる部屋に入った直後、翔助は今まで気になっていたあの疑問をゼムスにぶつけることにした。
「ドラゴンはオレのことをゼムスって呼びました。もちろん人違いですけど。」
「そうか…」
「そのゼムスってあなたのことですよね!?」
「…………」
 それは先日召獣たちと出会ったときのことだった。そう、あの時マジックドラゴンは人違いだったが翔助のことをゼムスと呼んだ。そのゼムスとは今この場所にいるゼムス・シルバリオスのことではないのかという先程の疑問をぶつけたのだ。
 これにゼムスはこう答えた。
「そうだ、本来のマジックドラゴンのマスターは僕だ。」
 ゼムスは否定しなかった。しかも、彼は自分がマジックドラゴンの本来のマスターだと言う。
「召獣は元々正義、闘志、知識、優しさ、愛情の五つに優れた人間に戦う力を授けるために生まれた。僕を含めた五人は召獣と契約をしてデスカオスと戦うはずだった。だが、なぜかそのことはやつらに洩れていた。僕たちが師と仰ぐ人はやむを得ず召獣たちを街に放ち他の誰かに世界の平和を託すことにしたんだ…」
「その他の誰かっていうのが…」
「あたしたちってこと!?」
「そうだ…」
 そして、ゼムスは召獣がどういった存在なのかも話した。しかし、敵の襲撃を受けるというアクシデントによって他の誰かを自分の身代わりにしてしまったことも教えた。その他の誰かというのが他でもない翔助たちだった。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
 衝撃的な事実を知って五人は言葉を失ってしまった。
「ただ、召獣が見えただけではまだ君たちを信じることはできない…」
「どういうことですか?」
「君たちを試したい。」
 だが、ゼムスはまだ翔助たちを信じたわけではなかった。彼は「君たちを試したい」と一言言うと腰のポケットから何かを取り出した。
「カード!?」
 ゼムスが五人の前に出したのは5枚のカードだった。そのカードは何も絵柄が描かれていない真っ白なカードだった。
「触って見なさい!!」
「触る!?」
「もし君たちが召獣との契約をしているのなら手に取れば絵柄が現れる。このカードは契約者以外の人間が触っても真っ白のままなんだ。」
 カードを手に取るように言うゼムス。彼によるとこのカードは召獣と契約した人間が手に取ったときだけ絵柄が現れるのだという。現についさっきまでこのカードを持っていたゼムスは手に触れてもカードは真っ白のままであった。
 五人は恐る恐るカードを手に取った。果たして結果は…。
「絵が現れた!!」
「ビンゴか。」
 結果はあたり。五人がカードに手を触れた瞬間各契約召獣の絵柄が現れた。それは、彼らが本物の契約者であることが証明されたということである。
「…………」
「ゼムス!?」
「…聖歌、金庫を開けてくれ。」
「分かったわ。」
 翔助たちが本物の契約者であることを目の当たりにしたゼムスはなぜか聖歌に部屋の隅にある金庫を開けるように言った。
 その金庫は本当に部屋の隅に置いてあり、その中にはさらにトランクが入っていた。それほど重要なものなのだろうか。
 聖歌からそのトランクを手渡されたゼムスはそれが開くダイアルを合わせてトランクを開いた。
「君たちにこれを渡そう。」
 そう言って翔助たちに見せたのは五つのブレスレットだった。
「ゼムス、これは!?」
「マジックチェンジャー…君たちの力を最大限に発揮するアイテムだ。」
 ゼムスはそのブレスレットを『マジックチェンジャー』と呼んだ。彼によるとこのブレスレットは召獣と契約した人間の力を最大限に発揮させる物だという。
「これを身につけた瞬間君たちは召獣戦隊マジックフォースとなりデスカオスから世界に平和を取り戻す戦いに巻き込まれることになる。」
「召獣戦隊…」
「…マジックフォース!?」
 『召獣マジックフォース』…そのチーム名を聞いて翔助たちは今自分たちが置かれている状況を理解してきた。
「強制はしない…嫌なら今日のことは忘れてほしい…でも戦う意思があるのなら左腕にこれを身につけてほしい。」
 マジックチェンジャーを装着したら後戻りのできないデスカオスとの戦いに参加することになる。しかし、ゼムスたち五人は戦いとは無関係な試合相手である五人の少年少女たちを命の保障ができない戦いに巻き込むことに後悔を感じていた。
 そこで、ゼムスは戦いを強制せず翔助たちに戦いに参加するかそれともしないかを尋ねた。しかし、翔助たち五人は沈黙してしまう。
「なに言ってんですか…この状況でやらないなんて言えないですよ!!」
「…ってことは俺たちが世界の平和を取り戻すわけだな!?」
「さっきも言ったはずです困っている人を見捨てることなんてできないって!!」
「ボクたちがあいつらに一泡吹かせてやります!!」
「笑って人を傷つけるあいつらを絶対に許さないわ!!」
「チームマジック…もとい、召獣戦隊マジックフォース全員参加です!!」
 だが、翔助たち五人の答えは意外なもので『戦いに参加する』だった。五人は迷うことなく左腕にブレスレットを装着した。
「よし!!それじゃあこのカードを使って変身するんだ。」
「了解!!」
 ゼムスは新たな五枚のカードを翔助たちに渡した。それはマジックフォースへの変身に必要なものだった。
「マジックチェンジャーのロック解除に必要なのはカードリードと音声認識の二つ。そのために必要な音声パスワードは“マジックチェンジ”だ。」
「了解!!」
 マジックチェンジャーには二重のロックがかけられている。ゼムスはそれに必要な音声パスワードを翔助たちに教えた。
「みんな、変身だ!!」
「よっしゃ!!」
「了解!!」
「オッケー!!」
「分かったわ!!」
「マジックチェンジ!!」
 五人は変身用カードをマジックチェンジャーにリードしながらマジックチェンジと叫んだ。すると、五人の体は虹色の光に包まれた。
「こ…これは…」
 そして、光が消えるとそこにはごく普通の高校生の姿はなく、代わりに赤、黄、青、緑、桃の五色の服と髪の色の戦士が立っていた。
「それが召獣戦隊マジックフォースだ。」
 ゼムスは言う。この姿こそが『召獣戦隊マジックフォース』だと。
「よし、君たちにコードネームを与えよう。」
 紆余曲折を経てようやく戦士に変身したマジックフォースにゼムスからコードネームを与えられることとなった。
「翔助くん!!」
「はい!!」
「正義の召獣マジックドラゴンと契約したきみは正義の戦士マジックレッドだ!!」
「マジックレッド…」
 赤い髪の戦士に変身した翔助には正義の戦士『マジックレッド』というコードネームが与えられた。
「鉄哉くん!!」
「はい!!」
「闘志の召獣マジックライオンにと契約したきみは闘志の戦士マジックイエローだ!!」
「マジックイエロー…」
 黄色い髪の戦士に変身した鉄哉には闘志の戦士『マジックイエロー』というコードネームが与えられた。
「健次くん!!」
「はい!!」
「知識の召獣マジックウルフと契約したきみは知識の戦士マジックブルーだ!!」
「マジックブルー…」
 青い髪の戦士に変身した健次には知識の戦士『マジックブルー』というコードネームが与えられた。
「ジョンくん!!」
「はい!!」
「優しさの召獣マジックイーグルと契約したきみは優しさの戦士マジックグリーンだ!!」
「マジックグリーン…」
 緑の髪の戦士に変身したジョンには優しさの戦士『マジックグリーン』というコードネームが与えられた。
「あかりくん!!」
「はい!!」
「愛情の召獣マジックドルフィンと契約したきみは愛情の戦士マジックピンクだ!!」
「マジックピンク…」
 桃色の髪の戦士に変身したあかりには愛情の戦士『マジックピンク』というコードネームを与えられた。
「みんな、我々が召獣を生み出したのはデスカオスに笑顔を奪われた全世界の人たちの笑顔と幸せを取り戻すためなんだ。そして、悲しむ人をこれ以上生み出さないために僕たちは召獣を生み出したんだ。」
 最後にゼムスは召獣誕生の経緯を熱く話した。その気持ちは、聖歌たち他のメンバーも同じで、四人は揃ってゼムスの話に首を縦に振った。
「よっしゃ、行くぜ!!」
 ゼムスたちの気持ちを聞き、さらにやる気を出したマジックフォースは勢いよく地下基地から出て行った。
                        7
「くっそー…邪魔だ!!」
 一方、ハサミカオスと召獣(思念体)の戦いは続いていた。
「こうなったら外に出て外のやつらを襲ってやる!!」
 このままでは埒が明かないと感じたハサミカオスはゼムスたちを諦めて無関係な外の人たちを襲おうとしていた。
「そうはさせるか!!」
 しかし、その時スタッフルームのドアを蹴破って五人の戦士が現れた。
「あれは…」
「マスターですわ!?」
「誰だ!?貴様らは…」
 それはマジックフォースだった。突然の乱入者たちにハサミカオスは名を名乗るように言う。
「正義の戦士マジックレッド!!」
「闘志の戦士マジックイエロー!!」
「知識の戦士マジックブルー!!」
「優しさの戦士マジックグリーン!!」
「愛情の戦士マジックピンク!!」
「笑顔を守る五人の戦士!!召獣戦隊…」
「マジックフォース!!」
 マジックフォースは見事な名乗りを決めた。
「召獣たち、後は任せろ!!」
「頼んだぜ!!マスター!!」
「期待してますわよ!!」
 主人たちの変身した姿を見て安心した召獣(思念体)たちはマジックフォースに戦いを任せて大空に消えていった。
「覚悟しろ!!デスカオスの下っ端!!」
「うるせえ!!かかれデビラー兵団!!」
「ギギーーーッ!!」
「ミッションスタート!!」
 追いつめられたハサミカオスは最後の足掻きを見せた。彼はある一枚のカードをブレスレットにリードした。すると、およそ三十人ほどの黒尽くめの兵士が現れた。それはデスカオスの戦闘兵「デビラー兵団」だった。マジックフォースは怯むことなく大勢の敵に立ち向かっていく。
「将軍!!大変です!!」
 その頃、カオスキャッスルではサキュアが慌ててヴァンデックの部屋に入っていった。
 ちょうどこの時、ヴァンデックは自室で出陣の準備をしていた。
「エントランスに来てください!!」
「お…おい!?」
 慌てた様子のサキュアは状況を呑み込めていないヴァンデックの手を引っ張ってエントランスに連れて行った。
「これを見てください!!」
 強引にヴァンデックをエントランスに連れてきたサキュアは大型モニターに向かって指を指した。
「…こ…これは…」
「てあっ!!」
「えいっ!!」
 そこには大勢のデビラー兵と戦うカラフルな髪の色をした五人の少年少女の姿が映っていた。
「…これは…まさか…」
「はい、召獣の契約者たち…召獣戦隊マジックフォースです。」
 大型モニターに映っていたのは紛れもない召獣戦隊マジックフォース。ヴァンデックと四准将は彼らの登場に驚いていた。
「ふふふ…」
「将軍!?」
 彼らの戦いを見たヴァンデックは突然不気味な笑みを浮かべた。
「よし、私たちもここに行くぞ…」
「はい!!」
 そして、なにを思ったのか自分も戦いの現場に行くと言い出す。ヴァンデックは四准将を引き連れて自室を後にした。
「ギーーーーッ!!」
「はあ…はあ…」
「はあ…はあ…」
「はあ…はあ…」
「はあ…はあ…」
「クソッ…きりがない…」
 その頃、デビラー兵団と戦っていたマジックフォースは次々と増えるデビラー兵に苦戦を強いられていた。
「武器を使え!!念じれば自分に合った武器を召喚するカードを呼び出すことができる!!」
「分かった!!」
 そこへマジックチェンジャーからゼムスの声が聴こえてきた。彼は武器を使えと言う。そして、心の中で念じれば武器用のカードが現れると言う。マジックフォースはそれに従い、目をつぶって念じた。
「本当だ!!」
 すると、目の前から五枚のカードが現れた。五人は自分のメンバーカラーと同じふちのカードを手にとってマジックチェンジャーにリードした。
「マジックソード!!」
「マジックハンマー!!」
「マジックアロー!!」
「マジックディスク!!」
「マジックロッド!!」
 目の前に現れた武器…それは五人が自分に会うと感じて念じた武器。マジックフォースはそれらの武器を手にとって再び敵軍の懐に突っ込んでいった。
「行くぜ!!」
 マジックソードを装備したマジックレッドは次々とデビラー兵たちを斬り黒い砂へと変えていく。
「うおりゃあああ!!」
 マジックハンマーを装備したマジックイエローは次々とデビラー兵たちを叩き飛ばしていく。 
「はあっ!!」
 マジックアローを装備したマジックブルーは次々とデビラー兵を打ち抜いていく。
「それそれ!!」
 マジックディスクを装備したマジックグリーンはそれを投げて次々とデビラーへいに命中させていく。
「行くわよ!!」
 マジックロッドを装備したマジックピンクは前後左右から襲ってくるデビラー兵を次々となぎ倒していく。
「しまった…もうカードがない!!」
 大勢のデビラー兵をわずか五人で倒していくマジックフォース。一方、ハサミカオスは兵士召喚のカードを使い果たして窮地に追い込まれていった。
「あとはあなただけよ!!」
「覚悟しろ!!」
 店の中はデビラーの成れの果てである黒い砂が一面中に散らばった。そして、敵を追いつめたレッドは覚悟しろと言ってハサミカオスに向かってひとさし指を指す。
「おのれーーーーー!!」
「うわああああ!!」
 しかし、ハサミカオスは追いつめられて自棄を起こし、辺りに構わず無差別に攻撃をし始めた。
「あいつ…自棄(やけ)になりやがった!!」
「このままじゃ店の中だけじゃなくて外にも被害が出るぞ!!」
「それはまずいよ!!」
「でも、これじゃ近づけないわ…」
「どうすればいいんだ!?」
 自暴自棄になって辺り一面を破壊するハサミカオスに近づくことができないマジックフォースは完全に手詰まりになっていた。
「召獣砲を使え!!」
「ゼムス!?」
「召獣砲!?」
 『召獣砲を使え』と突然ゼムスが通信機越しに言った。
「君たち五人がいて発動できる合体技だ。四人が誰か一人にパワーを注いで発動できるぞ。でも、それには発動用のカードを呼び出すことが必要だ。」
「分かった、みんな念じるぞ!!」
 召獣砲…それはマジックフォースの合体技。それは誰か一人が欠けても使用することができない難しい技なのだ。五人はその技を使うためにまずはそれに必要なカードを呼び出すために念じた。
「出たよ!!」
「これが発動に必要なカードね!!」
 ゼムスの言葉に従い、カードが現れるように念じてみると本当に合体技に必要なカードが現れた。   
 ところが…
「あれ!?オレだけカードが出てこないぞ!!」
 なんと、目の前にカードが現れたのはイエロー、ブルー、グリーン、ピンクの四人だけ。ただ一人レッドだけは目の前にカードが現れなかった。
「安心してくれ。砲手になる一人にはカードは現れないんだ。君が今回の砲手だ。」
「そういうことか!!」
 しかし、それはレッドが砲手であるためだった。それを聞いたレッドは納得した感じだった。
「みんな、準備はいいか!?」
「オッケー!!」
「いいよ!!」
「支援は任せろ!!」
「いつでもいけるぜ!!」
「みんな…オレに力を分けてくれ!!」
「はあああああ…」
「はあああああ…」
「はあああああ…」
「はあああああ…」
「すごい…みんなの力がみなぎってくる…。」 
 五人の気持ちは一つになった。イエローたち四人は自分たちの力をレッドに分け与えた。すると、レッドの右の手の平から光が現れた。
「くらえ!!マジックフォース合体技召獣砲!!」
 レッドはハサミカオスに向かって右腕を伸ばした。すると、手の平から光の波動が発射された。
「ぐああああああ…」
 そして、それはハサミカオスに直撃した。ハサミカオスは光の波動に飲み込まれ、壁を突き破って外に放り出された。
「うう……」
「ミッションコンプリート!!」
 そして、そこにはハサミカオスだった男が気を失っていた。しかし…
「もうここまでにしよう…」
「そうだな…」
「ゼムス、敵は元の姿に戻った…あとは警察に引き渡しましょう。」
「分かった。」
 レッドは気を失った男に止めを刺さないと言い出した。これに他のメンバーも合意した。力を無くした相手の命を奪えばそれはデスカオスがやっていることと何一つ変わらないと思ったのだ。五人はゼムスに頼んで男を警察に引き渡すことにした。ゼムスも警察に引き渡すつもりだったので反論はしなかった。
「どうやらマジックフォースは彼らに任せても大丈夫のようだな。」
「そうね。」
 戦いの一部始終を見ていた。ゼムス、強一郎、秀一、翼、聖歌の五人は安心した様子で翔助たちにマジックフォースを任せることにした。
「それにしても今日は散々な日だったわね。」
「でもいい体験させてもらったじゃねーか。」
 一方、戦いを終えたマジックフォースも変身したままだというのに安堵の表情を見せていた。ところが…
「ほう…これがマジックフォースか…」
 そこに五つの影が現れた。それはヴァンデックと四准将だった。
「誰だ!?」
「なかなか面白そうな連中だ…」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
 安堵の空気に包まれていたその場所は一変して再び緊迫した空気に変わった。マジックフォースは敵の将軍と幹部を目の前にして今まで味わったことのない緊張感を感じていた。
 だが、彼らの戦いはまだ始まったばかり。普通の高校生から世界の平和を取り戻す戦いをする戦士になるという数奇な運命に巻き込まれたマジックフォースの戦いは今始まったばかりだ。

                                                                          …つづく。

マジックフォース第1話完成!!

Posted by 桜埜春佑 on 03.2010 未分類 0 comments 0 trackback
待っていた皆様もそうでない方もお待たせいたしました。

召獣戦隊マジックフォース第1話完成いたしました!!

構想12年…企画12年…そして、3ヶ月以上を使ってWordで作り上げました。

この作品は是非子供だけではなく大人の方にも呼んでもらえると嬉しいです。戦隊ファンにもそうでない人にもこの小説が皆様に喜ばれることがいいなと思います。

この瞬間から翔助鉄哉健次ジョンあかりの五人の世界の平和を取り戻すための戦いが始まります。

さて、本編は別のタイトルでご覧ください。

ヴェスペリア攻略日誌⑫

Posted by 桜埜春佑 on 02.2010 ゲーム攻略日誌 0 comments 0 trackback
今回はノードポリカの統領の遺言を果たすためにダングレストにやってきました。

ダングレストに到着した一行。レイヴンはノードポリカで起きた事件を統領に話すためにギルドの本部に行きますが、なぜかカロルも行きたいと言います。しかし、その翌日に事件が起きます。先日のノードポリカでの事件で向こう側のギルドが殴りこみをかけてきたというのです。しかも、統領は不在で『背徳の館』という場所に向かったと言います。カロルは双方を説得するために街に残ることになり、他のメンバーだけで統領を助けに行きます。

そして、背徳の館にやってきました。統領はヘリオードやノードポリカの事件の裏で糸を引いていた『海凶(リヴァイアサン)の爪』に殴りこみをかけるためにここまで来ていました。しかし、ここである話を聞いてしまいます。なんと、海凶の爪がノードポリカの一件で自ら姿を消したジュディスを狙っていると言うのです。ですが、今は統領を助け出さなければなりません。ノードポリカの統領の遺言を伝えることはできましたが、今回は統領が自ら街の掟を破って自分から仕掛けたものでした。そして、ダングレストに戻ってみると統領は覚悟を決めた様子で街中に座っていました。ノードポリカの事件の落とし前を孫に代わってつけるのだと言います。相手側は自分の部下の勝手な行動で街のリーダーを失った…。ならそれに相当するものは自分の命だと胎を括っていたようです。統領はユーリに介錯を任せると自ら腹を掻っ切りました。最期まで堂々とした人でした。

統領の死後、ダングレストは悲しみに包まれました。街の人たちは皆統領を偲んでいました。しかし、最も落ち込んでいたのはカロルでした。説得役を引き受けたのに結局は恐くなって何もできなかった。そして、棟梁は死んだ。彼にとって統領は憧れであり、心の支えだったのです。そんな人を失って彼の心にはぽっかりと穴が空いてしまいました。しかし、ショックのあまり凛々の明星を辞めると言い出すカロルにユーリが一喝します。

その後、街を出ることになってもカロルは現れませんでした。気分を一新して新たな旅に出ることにします。次の目的は海凶の爪に狙われているジュディスを捜すことです。彼女がいると思われるのはコゴール砂漠のきたになる町らしいです。そこへ行くには海を渡らなくてはならないため船での移動を余儀なくされます。しかし、そこへカロルが現れました。彼はふっ切れた様子で、統領の志しを大事にしていました。こうして、カロルは再びユーリたちの旅に同行することになりました

さて、清々しく終わったところで今回はここまでです。第13弾をご期待ください。
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